結論:実態が続けば、手続きが要る可能性が高い

月極駐車場や資材置場、コンテナ設置など継続運営の要素が加わると、工作物の恒久性にかかわらず、農地転用手続が必要と判断されやすくなります。

自治体の運用には細かな差があり得ます。現況写真2〜3枚+地図URLをお送りいただければ一次診断を返答します。

行政が見る主なポイント

  • 継続性:一時的か、事業として続くのか
  • 設備の恒久性:区画、車止め、看板、仮囲い等の有無
  • 安全・環境:出入口の見通し、残余幅員、排水、粉じん・騒音
  • 周辺適合:用途地域・近隣の生活環境・交通量

代表的なケースと要否の目安

状況評価されやすい実態要否の目安
月極駐車場化(区画・車止め・料金表示あり) 継続運営+募集表示で事業性が明確 必要になりやすい
資材置場(砕石敷・仮囲い・重機出入) 恒常的な置場利用+周辺影響が焦点 必要となる可能性が高い
コンテナ・物置の長期設置 置場用途の継続性を示す 必要になりやすい
農繁期のみの一時駐車(原状回復前提) 農地性の維持・恒久工作物なし 不要の可能性。ただし事前相談が無難
常設の募集看板・料金看板 継続運営の明示 他の設備と併せ必要判断に傾きやすい
野立て太陽光 事業としての恒常利用 必要(他法令の許認可も絡みます)

現地・図面の整え方

  • 入口の位置と見通し、歩行者動線、車両の転回・退避場所
  • 残余幅員(歩道・車道・仮設通路)を数値で明示
  • 排水方向・集水桝の位置、粉じん対策の有無
  • 近隣用途(住宅・学校・商業)と時間帯の配慮

よくある質問

Q. 砕石を薄く敷いただけでも必要ですか?
A. 材質より継続利用の実態が重視されます。区画や看板があると必要判断に傾きます。

Q. 4条と5条の違いは?
A. 自己所有地の用途変更が4条、権利移転・設定を伴う用途変更が5条です。

Q. 市街化区域かどうかは関係しますか?
A. 都市計画の指定(用途地域・地区計画など)は審査資料に影響します。確認を推奨します。

Q. 一時利用なら不要ですか?
A. 期間・頻度・設備の恒久性で評価が変わります。短期でも常設設備があれば注意が必要です。

写真と地図URLだけで一次診断

「小さく始めたい」「看板を出すか迷っている」段階でも問題ありません。現況と希望用途を共有いただければ、必要な手続と図面の方向性をご提案します。

阿保行政書士事務所